べんべんリレーBLOG
第99回 バスに乗ってハイキング
厚生委員会委員長 中務未樹
自分では意識していなかったのですが、よくよく考えると、趣味になっているのでは?と思うようになったことが2つあります。
それは、地方で、①バスに乗って、②ハイキングすることです。
私は、地方に出張が決まったら、翌日、どこにハイキングに行くのかを決め、目的地に行くために、できるだけバスを使うルートを試行錯誤します。
この点、バスを使うとしても、どの路線バスを使うのか、乗り換えがいるのか、スムーズに乗り換えできるのかなど、色々調べて、自分が一番合理的と思うルートを絞りだします。
そして、目的地の途中で寄りたい場所や、食事をとったり、休憩するお店、それに要する時間も考慮した上で、時間を設定し、自分がこれだと思う行程表を作成します。
当日は、この行程表に基づいて動くのですが、乗るべきバスを間違えたり、バスで寝過ごしてしまったり、ハイキングで道に迷うなどのアクシデントが発生したら、行程表の予定が狂い、下手したらその日自宅に帰れなくなってしまいます。
このように、地方でのバスに乗ってのハイキングは、「間違ってしまったら、家に帰れないかも」というわくわくどきどき感を感じることができるのです。
このわくわくどきどき感は、日常では体験することがなく、これを感じるために、毎回出張に行くたびに、①バスに乗って、②ハイキングするということをやっています。
行程表通りに予定を完了した場合はもちろんのこと、予定が狂っても、その場で代替案を考えてリカバーし、最終的に時間通りに行程を完了したときになんともいえない達成感を感じることができます。
先日も、福岡に出張で行くことになったので、博多から船の乗り場までバスで行き、フェリーで志賀島に行ってみました。
志賀島は、あの金印「漢委奴国王印」が発掘されたことで有名です。
周囲約10キロあり、レンタサイクルでサイクリングをすることも可能ですが、もちろん私は徒歩でチャレンジすることにしました。
携帯のグーグルマップで検索しながら、金印公園や志賀海神社、火焔塚などの名所を見な
がら歩きました。
バスも少なく、頼れるのは自分の足とグーグルマップのみで、途中、わけのわからない場所で迷ったり、森の中に入ったりして、「このまま今日中帰れるのだろうか」とわくわくどきどきすることが何回かありました。
最終的には4時間くらいで1周し、無事当日に大阪の自宅に帰ることができましたが、達成感が半端なかったです。
なかなか、このような楽しみ方を共感してもらえる友人はいませんが、2人だとその人に頼ってしまいワクワクドキドキ感がなくなるので、結局のところ私にとっては1人の方が楽しめるのかもしれません。