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トップページ > べんべんリレーBLOG一覧 > 第102回 聴き比べの楽しみ

べんべんリレーBLOG

第102回 聴き比べの楽しみ

ホームページ委員会 委員長 丹羽浩介


このリレーブログでは、様々な趣味について楽しい記事が掲載されていますが、私も学生のころから趣味で聴いているクラシック音楽について書かせていただこうと思います。

過去に、大阪弁護士会のリレーブログ「弁護士の放課後 ほな行こか~(^o^)丿」で
・ブルックナー:交響曲第5番(28種類)
 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/229/entry/2534
・ブルックナー:交響曲第8番(40種類)
 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/229/entry/2545
の手持ちCD・DVDについて書かせていただきました。

歌謡曲では、楽曲と歌手が強く結びついていて、他の歌手が歌うと「カバー」と言われますが、クラシックでは、誰の演奏がオリジナルとかではなく、そもそも異なる演奏の聴き比べが醍醐味、というところがあります。
なので、好きな曲については、あれこれ聴き比べをしたくなって、CDの数が増えていくことになってしまいます。(^_^;

今回は、ブルックナーから頭文字「B」つながりで、ブラームスを。
4曲ある交響曲のうち、よく聴くのは第2番と第4番で、前者の手持ちの録音は末尾掲載の40種類です。
他に、カセットテープ・MDで持っているものもありますが、それにしても、意外に持ってるもんですね。(^^;ゞ
この中で、ダントツで好きなのは、カルロス・クライバーがウィーン・フィルの定期演奏会に登場した時のライヴ録音(末尾リスト22)です。
正規録音ではないのですが、色々なレーベルから出ていて、この演奏だけで5種類のCDを持っています(音質が違うので。(^_^;))。
自在に伸縮するテンポ、独特のボウィングにより途切れない旋律、怒濤のフィナーレと、どれをとっても素晴らしい。
この曲のカルロス・クライバーの録音では、正規録音のDVD(末尾リスト23)もあるんですが、個人的に正規録音の演奏は大人しくまとまりすぎて、断然上記ライヴ録音の方が好み!
他の演奏もそれぞれに好きですが、いろいろ聴いた後、結局戻ってくるのはこの演奏です。

同じ指揮者による聴き比べでいうと、ブルーノ・ワルターに関しては、先に晩年の録音(末尾リスト5)を聴いていて、その後、やや若い頃の録音(同4)を聴いたんですが、5とは全然違う若々しい演奏にビックリしたものです。
ただ、4は、第4楽章フィナーレがあまりの加速に鳴りきっていないのが残念。
個人的にこの部分は、オーケストラが鳴りきったうえでスピードの限界に挑戦して欲しいところです。

その点、トスカニーニのライヴ録音(末尾リスト3)は、2に比べると大きくテンポを動かしており、終楽章フィナーレはフルトヴェングラーを思わせるほど苛烈な追い込みですが、しっかり鳴りきっています。
フルトヴェングラーは主観的、トスカニーニは楽譜に忠実、とタイプが異なる指揮者の典型例のように言われていますが、共通する「熱さ」を感じる演奏でした。

その他では、ジュリーニ(末尾リスト15)が、どんなに短い旋律も「歌う」ことにこだわっているような演奏で、最近になって、しみじみとした良さが分かってきました。
年齢によって、あるいは聴くタイミングによっても、そのときの自分にピッタリはまる演奏が変わるんですよね。
だからこそ、「これ1枚だけ残して他は処分」ということができないのです(と、言い訳)。

みなさんも、クラシックで好きな曲がありましたら、ぜひ、異なる演奏での聴き比べを、長いスパンでお楽しみください。


(交響曲全集)
1 メンゲルベルク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(1932-1944年)
2 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団(1951/1952年)
3 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮フィルハーモニア管弦楽団(1952年ライヴ)
4 ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィル(1951/1953年)
5 ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団(1959-1960年)
6 イシュトヴァン・ケルテス指揮ウィーン・フィル(1964-1973年)
7 ジョン・バルビローリ指揮ウィーン・フィル(1966-1967年)
8 エイドリアン・ボールト指揮ロンドン・フィル(1970-1972年)
    ※第3番のみ、ロンドン交響楽団
9 クルト・ザンデルリンク指揮シュターツカペレ・ドレスデン(1971/1972年)
10 ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル(1949-1978年ライヴ)
    ※第1番1949年 第2番1978年 第3番1972年 第4番1973年
11 ハインツ・レーグナー指揮ベルリン放送管弦楽団(1978-1987年)
12 エウゲニ・スヴェトラーノフ指揮ロシア国立交響楽団(1981/1982年)
13 レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィル(1981-1982年ライヴ)
14 オトマール・スイトナー指揮シュターツカペレ・ベルリン(1984-1986年)
15 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ウィーン・フィル(1989-1991年)
16 クルト・ザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団(1990年)
17 ダニエル・バレンボイム指揮シカゴ交響楽団(1993年)
18 ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送交響楽団(1995-1997年)
19 エンリケ・バティス指揮メキシコ州立交響楽団(1997年)

(全集以外)
20 カルロス・クライバー指揮シカゴ交響楽団(1983年ライヴ)
21 カルロス・クライバー指揮バイエルン国立管弦楽団(1987年ライヴ)
22 カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィル(1988年ライヴ)
23 カルロス・クライバー指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
(1991年ライヴDVD)
24 アタウルフォ・アルヘンタ指揮フランス国立管弦楽団(1951年ライヴ)
25 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル(1952年ライヴ)
26 カール・シューリヒト指揮ウィーン・フィル(1953年)
27 シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(1956年ライヴ)
28 ハンス・クナッパーツブッシュ指揮ミュンヘン・フィル(1956年ライヴ)
29 フェレンツ・フリッチャイ指揮ウィーン・フィル(1961年ライヴ)
30 ピエール・モントゥー指揮ロンドン交響楽団(1962年)
31 シャルル・ミュンシュ指揮フランス国立管弦楽団(1965年ライヴ)
32 カール・シューリヒト指揮SDR交響楽団(1966年ライヴ)
33 ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル(1977年ライヴ)
34 カール・ベーム指揮ウィーン・フィル(1977年ライヴ)
35 朝比奈隆指揮大阪フィルハーモニー交響楽団(1979年)
36 クルト・ザンデルリンク指揮読売日本交響楽団(1980年ライヴ)
37 オイゲン・ヨッフム指揮ウィーン・フィル(1981年ライヴ)
38 ヘルベルト・ケーゲル指揮ドレスデン・フィル(1988年)
39 セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル(1991年)
40 ジョルジュ・プレートル指揮ベルリン・ドイツ交響楽団(2011年ライヴ)

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