べんべんリレーBLOG
第120回 私の読書タイム
出版委員会第4部会委員 村本純子
私は自動車を運転しないため,どこへ行くのも基本的には電車で移動,となります。その電車の中での私のお供は「小説」です。昔から読書が好きで,かばんの中には必ず小説を1冊入れて外出するのが習慣となっており,電車の中で読書を楽しんできました。
車内を見渡すと,8割方スマホを見ているようなご時世ですが,やはり私は本を読むのが落ち着きます。今は日常が忙しく,なかなかゆっくり読書の時間をとることができないため,もっぱら電車の中だけが私の読書タイムとなっています。
いくら続きが気になる展開であっても,降りる駅が来れば強制終了。次の頁をめくることができないまま,続きは次の電車に乗る機会まで持ち越されます。このように,一気読みなど無縁の,少しずつ少しずつ,1冊に時間を掛けて読み進めるのが,今の私の読書スタイルです。
電車で読書をする際,気を付けなければならないのは,ただ「乗り過ごさないこと」です。実は,私は何度もこの「乗り過ごし」を経験しています。つい小説に熱中し過ぎてしまい…。裁判所に向かうために電車に乗っているときは,最大限の注意が必要です。
最後に私のお気に入りの推理小説シリーズを少し紹介しておきたいと思います。私の好みは,重厚なものよりも,読みやすく読後感のよいものです。
東野圭吾さんの加賀恭一郎シリーズ(「卒業」「眠りの森」「新参者」など)
有栖川有栖さんの火村英生シリーズ(「スウェーデン館の謎」「狩人の悪夢」など)
北村薫さんの覆面作家シリーズ(「覆面作家は二人いる」など)
米澤穂信さんの古典部シリーズ(「氷菓」「遠まわりする雛」など)
中山七里さんの岬洋介シリーズ(「さよならドビュッシー」「おやすみラフマニノフ」など)
東川篤哉さんの「謎解きはディナーのあとで」シリーズ
興味のある方はぜひどうぞ。