べんべんリレーBLOG
第142回 悩みからの解放
特約店委員会 佐山寧秀
私たちは、日々多くの悩みにさらされながら生活をしている。
一つ一つは大したことではないけれど、毎日毎日その出来事が起きる度にその悩みは積み重なっていき、豊かであるはずの私たちの生活を少しずつ浸食していく。
みな誰しも、そういった日々の悩みから解放されることを望みながら、それでも、具体的な行動に移せず、些細なことだからと我慢して過ごしているのが実態ではなかろうか。
かのスティーブ・ジョブズは、毎日同じ服を着ることで彼の日常生活における意思決定の簡略化と、ストレスの軽減を図ったという。いわば、ルーティン化により、服の選択という悩みから解放されたといえる。
結局のところ、自身の生活をより豊かなものにするためには、私たちは、我慢するだけではなく、改善のために具体的な行動に移さなければならないのである。
つまり、洗濯のたびに靴下の片方を紛失する悩みから解放されるためには、便利グッズを利用しなければならないのである。
靴下は2枚一セットにもかかわらず、毎度毎度、洗濯の際にどこかにいってしまう。
気付かぬうちに実は片方だけを洗っていて、1枚だけが干されている光景を呆然と眺めることになるのも珍しくない。
後の片割れは暫くした後に発見されるが、その頃には先に干された片割れがどこかに行っている。
無事にワンセットで洗えたとしても、乾いた頃になって、「同じ模様だが、わずかに色の濃さが違うような…?」となって、同じ模様の新旧異なる組み合わせて干していたことが発覚することもある。
私は長年にわたるこの悩みに耐えられず、遂に便利グッズに手を出すこととした。
それがこの、靴下用洗濯ばさみである。
これを靴下にセットして洗濯することで、一セットが崩れることがないという。
干すときも、上にある輪っかの部分をそのまま、干す際の洗濯ばさみにセットすることができる。
靴下を挟むときにはしっかりと挟まなければ洗濯中に取れてしまうこともあるので、少しコツがいるが、無事に洗濯が終わった後の喜びはひとしおであった。
これを利用することにより、片割れを探すことも、違うペアなんじゃないかなーと悩むことも無くなったのである。
些細な工夫であるかも知れないが、こういった便利グッズを発明した人の発想は素晴らしく、これからも多くの人が便利グッズを発明し、そして、多くの人が悩みから解放がなされていくのだと思う。
さて、ブログの執筆はほどほどにして、今度は「靴下用洗濯ばさみをつけるのを忘れたま洗濯してしまう悩み」から解放してくれる便利グッズを探すこととしたい。