べんべんリレーBLOG
第146回 遠いところも近いところも
研修委員会委員 清水正憲
今年の春ぐらいから、スマホの文字が見にくいなとか、電車の中で本を読みにくいなと感じていました。そう、老眼のはじまりです。
もともと近視で眼鏡をかけていましたが、老眼になれば逆に視力がよくなるのかと思っていました。しかし、眼鏡をかけたままだと、近くが見えない!年配の方が眼鏡を外して小さい文字を見ようとする、あの行動を普通に取るようになりました。
老眼は治ることはないとのことで、思い切って遠近両用メガネを作りました。遠近両用メガネの構造は、レンズの下のほうで近い場所を見るように、そして上のほうで遠い場所を見るようになっています。私が説明するより、分かりやすい説明がZoffさんのWebサイトに掲載されていましたので、URLを記載しておきます。
https://www.zoff.co.jp/shop/k/k97/
遠近両用メガネを使っておられる方はご存じでしょうが、見ようとする対象に合わせて、視線の上げ下げが必要であり、遠近両用メガネは気持ち悪くなる人もいると聞いていましたが、もともと落ち着きがなく、首を動かしてきょろきょろしていましたので、私は着用後すぐに違和感がほとんどなく、「これはいい」と感じています。特に手元に細かい文字の書かれた書類を置いて、遠くに置いたモニターも見ながらパソコンを操作する動き、これってまさに遠近両用!証拠の小さい文字を見るために、いちいち眼鏡を外していた半年前が嘘のようです(この半年で一気に老眼がきたことも信じられないですが)。
こんな便利な遠近両用メガネですが、上記のZoffさんのWebサイトにもありますとおり、横はピントが合いません。そのため、首を横に動かさないと歪みます。また、ピントの合わないところで見ようとすると、当たり前ですがぼやけます。
横のピントが合わなくても、それほど困らないんですが、階段を降りる際、今まで以上に首を下に向けないと、足元がぼやけます!これは危ない!足元に近ければ近いほど、ぼやけますので、こうやって高齢者の転倒事故が起きるのかもなあと思っています。
あと、悩ましいのが、洋式トイレです。皆様は座った時、どこに視線を向けられていますか?私は、ずっと目線だけ斜め下に向けていました。遠近両用メガネにすると、ぼやける・・・。安全上問題はないんですが、わざわざ首を下げるほどでもないので、ぼやけたまま座っています。どうにかならないかなと思いつつ。。。
小さい文字を見るのに眼鏡を外している方は、ぜひ遠近両用メガネをお試しください。残念ながら、特約店では取り扱いはないようです。。。