べんべんリレーBLOG
第148回 高みを目指したい
保険委員会生保部会委員 山本大士
弁護士として仕事をするようになってから、どうしようもなくなっていることがあります。
それは運動不足です。
私は,小学校の頃から剣道をしたり,中学ではバスケ部に入ったり,大学からは拳法をしたりと,割といろいろな運動をしていた方だと思います(決して上手ではありません)。
そんなこともあって,司法試験に合格したころまでは何とかいろんなところに顔を出して運動時間を確保できていました。
ところが,弁護士になってからというもの運動する機会が無くなってしまったのです。しかも子育てしながらだと,休みの日は家族との時間優先したいので気軽にランニングしてくる,トレーニングジムに行くといったこともなかなかできません。
そんなわけで深刻な運動不足状態が現在も継続しているわけですが,そんな中でも,週一回だけ,大学生の頃に始めた拳法道場に通うことだけはかろうじて継続しています(トレーニングジムにはお布施をしています。)。
その拳法の流派では,毎年1月の第1日曜日に「寒稽古」を行います。
「寒稽古」は,年初めに道場の門生が集い,ランニング等の準備運動をした後に嵐山の渡月橋下に流れる川に入水して四股突き(正拳突きといった方が分かりやすいでしょうか)をした上で流派の道場訓を唱えます。そして,今年一年を良い年にしようという誓いを新たにします。
そう,皆さんもお正月によくテレビで見るやつです。
私も出来る限り毎年参加するようにしています。学生時代から参加していますが,これに参加するだけで(奇妙な?)充足感を得ることが出来るのです。
でも,皆さんが「お正月にテレビで見るやつ」は,海でやっている場合が多いのではないでしょうか。正直言って,関西においては海の水と川の水の温度は全然違います。寒い冬の雪解け水が流れている年の川の冷たさは触れるだけで痛さを感じるほどです。過去には,入水されて体調を崩された方もいるやらいないやら。。。
実は,私にとって寒稽古が恐ろしいのは川の冷たさではありません。
川の冷たさは,他の入水される方々は辛い方もいるようですが,私は何故かそんなに辛くないのです(余分なものが体に沢山あるからかもしれません)。
私にとって本当に恐ろしいのは・・・恥ずかしながら準備運動でおこなうわずか1㎞ほどのランニングなのです。私は運動不足で体力ないために準備運動のランニングがものすごくしんどいのです(運動不足に陥る前は何の問題もなく走れていました。)。
しかも,体力のある方ばかりで走られるためランニングの速度が速いのです。
去年も同じようにランニングをしたとき,あまりのしんどさについていけず途中で離脱してしまいました。そして次こそはと誓ったものです。
雪 辱を果たすため,去年の10月頃から寒稽古のランニングの練習をしないといけないと何度も何度も考え,かつ,この時のためだけにランニングシューズ(もちろん,領収書は協同組合の生命共済「きずな」の健康増進補助金のため取っておきました)を購入して準備しました。
しかし,結局,ランニングの練習など一度もすることなく,上記誓いは結局誓っただけに終わり,今年もランニングについていくことが出来ませんでした。
そして,寒稽古後,来年こそはと雪辱を誓うのです。
で,皆さんお気づきの通りこのままでは絶対に誓うだけで終わる来年が見えています。
そこで,このブログを通じて,改めて来年の寒稽古こそは最後までランニングについていくことを宣言したいと思います。
我ながら志の低い残念な目標ですし,もっと高みを目指したいのはやまやまですが,現実的にはこんなもんでしょうか。