べんべんリレーBLOG
第159回 電動キックボードに乗ったことありますか?
出版委員会第4部会副部会長 大西克彦
今年夏の話になるのですが、電動キックボード(LUUP)に初めて乗ってみました。
大阪市内ではいたるところで電動キックボードに乗っている人を見かけると思います。
楽しそう、気持ちよさそう、一度乗ってみたいと常々思っていたのですが、昭和世代の人はあまり見ないので、なかなか踏み出せずにいました。たまたま仕事の関係で交通事故のことを扱う会に属しているのですが、そこでは増えてきた電動キックボードが「特定小型原動機付自転車」として道路交通法で交通ルールが定められたこともあって、原付(バイク)と扱いを同じと考えていいのか、スピ―ドも違うので違った扱いにすべきなどと議論がされていて、そんな議論を近くで聞いていたので、実際に体験しておきたいと思ったことで思い切って乗ってみることにしました。
電動キックボードはスマートフォンがあればアプリを使って簡単に借りることができるのですが、初めて使うときには一つ面倒(?)なことがあります。交通法規のテストに合格する必要があって、○×式で15問くらいだったと思いますが、原付の扱いのようでそうでもない扱いもあったり、初めて聞くような名称が出てきたりと、かなり困惑しました。それに一番困ったのが、一つでも間違うとすべて一からやり直しとなるので、ほとほと嫌になりました。すぐに乗りたいときは予めテストを受けておいた方がいいかもしれません。
そして乗ってみたら、これはかなり快適でした。バランスも悪くなく、乗るのはとても簡単でした。結構スピードがでるので、空いている道であれば気持ち良く進めます。
ただ、車が頻繁にとおる大きな道では、車道の端を通るのですが、後ろから車がビュンビュンと通っていくためちょっと怖いという感じでした。立っているだけの無防備な状態なので、車に引っ掛けられると怖いなという感じでした。
それで車道は怖いから歩道を走ろうということになると、これはこれで問題です。スピードは2段階に分かれていて、歩道を通るときには最高時速6キロしかでないモードに切り替える必要があります。この時速6キロの速さですが、歩いた方が早いというものでした。このモードで歩道を進むのは至難で、もう歩道は通れないというレベルでした。
30分程使ったという体験でしたが、車や人が多くない道なら最高で、次は田舎町での観光の移動手段に使ってみたいというように思いました。
ここで言うのも変な話ですが、昭和世代の私としては、電動キックボードと一緒の場所に置いてある電動アシスト付自転車が最高だと思っています。電動キックボードに続けてこれに乗ったのですが、これはすごかった。周りから「一度乗ったら普通の自転車にはもう乗れない」と言われていたことを実感しました。
もしいずれも体験したことがない方がおられましたら、百聞は一見にしかず、ぜひ体験してみてください。








