べんべんリレーBLOG
第163回 入院するとお金は価値を失う
不動産管理委員会委員長 広瀬元太郎
先日、4日ほど入院をした。60年近く生きてきて初めての入院である。3泊4日なので、入院にしては短めであった。そのくらいで退院できるのであるから、大した病状ではなかったが、大人になって初めて自由のない生活を経験し、思うところ満載の入院生活であった。
なによりも思ったのは、「入院をすると、金は価値を失う」ということである。お金はあの世には持っていけないということは理解していたが、お金は病院にも持っていけないのだということが実感できた。
もちろん病院にもよるが、筆者の場合は、入院中に手術をしたので絶食の日も含めて食事制限をされたため、いくらお金があっても、決められた病院食しか食べられなかった。病棟に一応自動販売機はあったが、これは見舞い客用のもので、食事制限している患者には、監視の目が光っており、買おうとすると注意される。
また、病棟からの外出も不許可だったので、散歩もできないし、こっそりコンビニでお菓子を買うこともできなかった。本を読みまくるということも考えたが、身が入らない。読書というのは、本に書いてあることを実行しようと思ったらできるから楽しいのであり、身体拘束状態で本を読んでも面白くないのだ(少なくとも自分は)。
ということで、健康なうちにお金は使わなければいけないということが、一般論ではなく、身に染みて感じたことはとても大きかった。
入院前は、お金は使わなければ、いつまでもお金であり続けると思っていた。しかし、「入院生活に入るまで」の期限付きのクーポン券なのだ。期限前までに使い切らないと。
さあ、今晩もおいしい焼肉を食べに行くことにしよう。








