べんべんリレーBLOG
第18回 ゴルフと保険
保険委員会第三分野部会部会長 田口正輝
ゴルフを始めて10年。初めてのラウンドは,修習生時代,埼玉県のパブリックコースでした。ゴルフクラブは勿論のこと,帽子からシューズまで全て揃えて6万円。距離の短い河川敷コースながら,悪戦苦闘し,スコアは133。自然を大いに満喫したのですが,全くセンスのないことが分かり,ゴルフは今日で最後と思い,以後,練習に行くこともなく,道具一式を物置の隅にしまい込みました。
事務所に就職し,ゴルフを必須科目と知る。入所後,1ヶ月も経たず大きなコンペに参加させていただきましたが,初の本格的なコース,スコア160超。「あれ,辛いぞ」。その3ヶ月後,会派の若手会ゴルフに参戦し,90,92の182。「あれ,やっぱり辛いぞ」。センスのないことを再認識し,どうしても参加しなければならない場合だけ,キャディバッグを物置から引っ張り出すようになりました。
その後,独立を契機に同期とのゴルフが増え,弁護士となって10年目に突入した今年,月数回のペースでラウンドしております。2年ほど前までは一向に130を切れず,症状が固定したかと思いましたが,治療法(ゴルフクラブ)の進歩により,何とか同伴者に迷惑を掛けない程度にはなりました(昨年初めて100を切ったばかりですが)。
(今さらながら)ゴルフをやっていて良かったなと思うこと,
①先輩,同期,後輩その他多くの人と知り合いになれたこと。
②精神的にタフになったこと。
③体重が減ったこと。
ゴルフはまさに人生山有り谷有りを実感させる壮大なスポーツ,といえば大げさですが,ストレス解消にはもってこいの健康的なスポーツです。最近は安価でラウンドできるゴルフ場も多くなり,インターネットで予約できるようにもなりました。若手の先生には是非とも始められることをお勧めいたします。
さて,ゴルフにまつわる保険として,真っ先に思い浮かぶのは,ホールインワン・アルバトロス保険でしょうか。その他,ゴルフ保険には,プレーあるいは練習中に他人の身体・物に損害を生じさせた場合,ゴルフ場や練習場でゴルフクラブ等の盗難・破損が起こった場合,ゴルフ場で負傷した場合などに損害を?補する内容が含まれることが多いようです。私自身,ショートホールの度に「ゴルフ保険に入っておくのを忘れた」などと冗談を言っておりますが,ホールインワンするなぞ露とも思っておらず,ゴルフ保険は上手な方が入るものだと思っておりました。しかしながら,万が一,プレー中に人にケガをさせ,人の物を破損させた時のために備えておくことこそ,一番大事なマナーなのではないかと思います。私を含め,腕前の未熟な人こそゴルフ保険に入らなければなりません。
ゴルフ保険は損害保険でありますが,私の所属する保険委員会第三分野部会は,生命保険,損害保険以外の保険を研究のテーマとしております。部会では今後も色々な保険を取り上げていきたいと思います。