べんべんリレーBLOG
第2回 レスリング除外から考える
総務委員会副委員長 伊藤俊文
先般、国際オリンピック委員会(IOC)の理事会で2020年大会に実施する26競技中の25競技が選定されましたが、何とレスリングが除外され、レスリングは残る1枠を他の候補競技と争うことになりました。
私は、このニュースを最初に聞いたとき、レスリングは、歴史と伝統がある競技で、私は、オリンピックの際には、いつも楽しみに見ており、人気もある競技と思っていましたので、とてもびっくりしました。ニュースなどをみると、他の除外候補はいわゆるロビー活動を熱心に行っており、レスリングはあまりそのようなロビー活動を重視していなかったそうです。
また、レスリングはIOCから長年に亘り変革等求められていたそうですが、応じてこなかったそうです。
現在のオリンピック競技種目の選定の仕方自体いろいろ疑問があるところもありますが、レスリングは自身の歴史・伝統に胡座をかいていたのかもしれませんね。
このことは、私たち弁護士にも言える事かも知れません。昨今、弁護士を取り巻く環境も変わってきており、弁護士業界も厳しいものになってきています。特に私たち若手の弁護士にとっては切実な問題です。
レスリングみたいな憂き目に遭わないように弁護士業界も、個々の弁護士のみならず、各弁護士会が社会から取り残されないように頑張って行かなければなりませんね。
協同組合は、そのような頑張る弁護士を応援する団体ですので、皆さんも是非積極的にご参加下さいね。