べんべんリレーBLOG
第24回 憧れの別府へ
財務委員会委員長 浅野永希
最近、ランニングにハマっています。すでに「不惑」を越えた年齢なので、あまり無理はしない方が良いと思っていますが(とくに周りから言われます)、始めてからは体調も良く楽しんで走っています。昔から体を動かすことが好きで、中学時代に陸上部に所属していた経験もあるため、走ること自体に抵抗はありませんでした。むしろ、走ること自体を楽しめるタイプだと自分では思っています。
知り合いの弁護士の先生から勧められ、3年ほど前から大会にも出場するようになりました。今年(平成25年)の3月には思い切ってフルマラソンの大会に出場し、不安と緊張がいっぱいのなか、何とか完走することが出来ました。大会は、まるで町をあげてのお祭りのような楽しさで、沿道の方々の応援が暖かく、ボランティアスタッフの方々も明るく親切に接してくれました。そして、完走できた時の、何とも言えない感動と充実感を味わい、マラソンの楽しさを実感することができました。
そんなとき、「別府大分毎日マラソン大会」出場の話を聞きました。この大会は、60年以上の伝統のある大会で、オリンピック選手も出るような国内屈指のハイレベルな大会です。私も中学生のころからこの大会のことは知っていましたが、いわば私にとっては「憧れ」のような大会でしたので、到底、自分が出場できるとは思っていませんでした。ところが、その大会が、数年前から、一般市民ランナーにも出場枠を広げ、出場資格タイムを緩和したというのです。(それでも、出場資格タイムは私にとって簡単に出せるタイムではありませんでしたが…)初マラソンで、思いのほか自分にとって好タイムだったこともあり、私に「欲」が出てきました。そのときから、「別府への道」と題して、自分なりに時間を見つけてトレーニングを積み重ねていきました。そしてその結果、何とか出場資格タイムをクリアすることが出来ました(写真((C)allsports.jp)はそのときの大会での写真です。ぎりぎりのタイムでしたので、本当に必死(の顔!?)でした。)。
平成25年の大会では、川内優輝選手が熾烈なデッドヒートの末に見事な優勝をされ、古くは宗兄弟や瀬古利彦選手などの一流選手が名勝負を繰り広げた、あの憧れの大会に、自分が出場できると思うと今から胸が高鳴る思いです。
大会への出場資格を獲得するにあたっては、自分なりに計画を立て、毎日少しずつ準備を重ねていきました。また、大会当日についても予め計画(ペース配分や、水分及び食事補給のタイミング、コースの概要把握)を立て、それを着実に実行するように努めていました。事前に準備を積み重ねた分、それを結果に結びつけることができたときの充実感と感動も深く味わえるのではないかと思います。弁護士としての仕事も、しっかりと事前の十分な準備を重ね、依頼者の方と充実感と感動を分かちあえる結果を獲得できるようになれたら…そんな風に思っています。