べんべんリレーBLOG
第25回 ゴルフの魅力
厚生委員会委員長 井上敏志
修習生のころにゴルフにハマり、かれこれ十数年間、変わらずゴルフにハマり続けています。十数年というと長いようにも思いますが、私の周囲を見ると、30年、40年、50年とゴルフにハマリ続けている方々が星の数ほどいらっしゃいますので、私などはまだまだひよっこレベルでしょう。
それにしても、これほどまでに大人が飽きることなく続けてしまうゴルフの魅力はどこにあるのでしょうか?
一つは、ゴルフは(私の知る限り)最も遠くまでボールを飛ばすスポーツだということです。豪快なホームランは野球の魅力の一つですが、ホームランの飛距離はせいぜい9番アイアン程度です。そして、ドライバーショットの飛距離は、9番アイアンのショットのおよそ二倍と言われていますから、ゴルフは野球の2倍の飛距離ということになります。
また、二度と同じ状況がないということもあります。気候、ボールの置かれた場所、ピンフラッグの位置など、二度と同じ状況はめぐってきません。まさに日本人の大好きな一期一会の精神です。
さらに、年齢の壁を越えて勝負できるという点もあります。何百メートルも先にある直径十数センチメートルの穴にボールを入れるゴルフというスポーツでは、パワーやスピードだけではなく、経験と技術も要求されるため、70歳のベテランが、20代の飛距離自慢の若手にスコアで完勝することも珍しくありません。
そして、スコアが記録されるというところも、ゴルフに引き込まれていく要素の一つでしょう。例えば、「ベストスコアを更新した!」「○○さんに勝った!」「こんなに叩いたのは3年ぶりや…」などといった、スコアに関する悲喜こもごもが各所で繰り広げられていますが、他人や過去の自分と比較する「スコア」の存在が、多くの方々をゴルフに引きつけているのではないかと思います。なかでもとりわけ過去の自分に勝つ「自分越え」はたまらない魅力の一つです。
私も、ゴルフの魅力にとりつかれた修習生時代から、ゴルフのスコアを記録しています。記録を始めた平成13年の年間平均スコアは109.1、弁護士登録2年目の平成15年には年間平均スコア97.26となるなど、当初は順調に自分越えを果たしていたのですが、その後の9年間は、年間平均スコアが概ね92~93というあたりで良くも悪くも安定し、症状固定状態に陥ってしまい、ゴルフへの情熱もやや下降気味でした。
そのような中、昨年(平成25年)は、年間平均スコア90.76と久しぶりに自分越えを達成することができ、再びゴルフへの情熱が盛り上がってきましたので、今年は更なる自分越えと年間平均スコア80台の達成を目指したいと思っています。