べんべんリレーBLOG
第29回 Windows8タブレット
コンピュータネットワーク委員会委員長 岡田崇
2014年4月9日(日本時間)にMicrosoftによるWindows XPとOffice2003のサポートが終了することは、先日の第8回のべんべんリレーBLOGでお伝えしたとおりです。みなさんの中にはパソコンの買い換えを検討している方も多いのではないでしょうか。
最近注目のパソコンがWindows8の8インチタブレットです。Windows8の8インチタブレットの特徴は、iPad miniやNexus7とほぼ同じサイズの小型タブレットでありながら、パソコンと同じWindows8.1を搭載しており、既存のWindows向けのソフトや周辺機器を活用できる点です。CoreプロセッサではなくAtomプロセッサを搭載しているものの、現行のBay Trial世代では、基本的な動作についてはサクサク動くようになりました。
また、値段についても、Officeを標準搭載していながら4万円程度と格安で入手でき、Bluetoothのキーボードとマウスと組み合わせると、仕事にも活用できることから、この冬の家電量販店では売り切れの店が続出しておりました。
私は、早くから予約しており、4万2000円で本体とキーボードがセットになっているものを入手しました。さっそく仕事で活用していますが、本体だけなら約350gと非常に軽いことから、持ち歩きに便利なのを実感しています。
私はiPadやNexus7も持っていますが、これらとの違いについては、一太郎が使えることが挙げられます。昔は、訴状や準備書面は全て「B4・縦書き・袋とじ」であり、昔のWordは縦書きが使いにくかったことから、一太郎が弁護士業界の標準的なソフトでした。そのため、私も一太郎を使うのに慣れており、普段は一太郎を使っています(依頼者にメールで送付するときはWordに変換しています)。また、弁護団等で他の弁護士から一太郎形式のファイルが送付されてくることもよくありますが、iPadやNexus7では確認をするのが難しく困ります。Windows8タブレットでは一太郎が使えることから安心です。
Windows8.1自体の操作性がiPad(iOS)やNexus7(Android)に比べて劣っていることや解像度が1280×800と比較的低いといった問題点もありますが、解像度については値段が高くなるものの1980×1200の機種も出てきており、このカテゴリーの機種については今後も注目です。