べんべんリレーBLOG
第33回 いろり山賊とは??
保険委員会損保部会委員 松岡潤
皆さんは「いろり山賊」をご存じでしょうか?
それは数ヶ月前のことでした。県民ショーというテレビ番組で、山口県の名物が紹介されていました。
その名も「いろり山賊」。
山口県では知らない人がいない地元の居酒屋?だそうです。
その映像を見たときには衝撃を受けました。
山間の夜の国道を走ること数分、突然、ロードサイドにど派手にライトアップされた山賊の村のようなお店?が現れるのです。
なんとも形容しがたい雰囲気でした。この映像を見たとき、いつか絶対に立ち寄りたいと決めていました。
その機会は意外と早く訪れました。
GWに家族で山口に行くことになったのです。というよりも、我慢しきれずに「いろり山賊」に行くために山口を旅行先に選びました。
早速インターネットで「いろり山賊」を検索してみました。
みつかりました。山口店内に3店舗があるそうです。本店らしき「玖珂店」を目的地に定めました。山陽道の玖珂ICを降りて数分のところにあるようです。周辺には宿はあまりなさそうです。
ライトアップされた夕食時に行くことをイメージしていましたが、旅程の都合で昼食時に訪れることに。
5月3日の午前11時過ぎ、少し早めに玖珂ICを下り、はやる気持ちを抑えながらカーナビのガイドにしたがって、国道を進んでいきました。
こんなところにお店があるのかなという寂れた山道を進むこと数分、それは突然眼前に現れました。何とも形容しがたい異様な店構えでした。
「玖珂店」とはいいながら、その中にも数種類の店舗があるようでした。システムも分からないまま、行列の末尾に加わり、整理券をもらい、窓口で注文を済ませました。
注文を済ませると、自由に席を選んでください、とのこと。訳が分かりません。
のれんをくぐると、そこには今までに見たことのないような世界が広がっていました。
これは一体何なのか、居酒屋?村?城?山?滝?
吸い寄せられるように村の中を見物して回りました。そして、偶然空いた屋外の座敷に陣取りました。何とも不思議な空間です。これは言葉ではなかなか説明し難い。
料理は名物の「山賊焼き」、「山賊むすび」を中心に数点を注文。おいしくいただきました。
食事が終わった後も、店の中をいろいろ探検。城の中も見学。
実にユニークなシステムでした。子供から老人まで楽しめる。団体での宴会をやれば喜んでもらえること請け合いでしょう。
場所が辺鄙なので、なかなか行きづらいところが欠点なのですが、だからこそ値打ちがあるのでしょう。
関西でもこういう店があれば楽しいのですが、地形を利用したあのつくりは都会では到底真似できないでしょう。
今後、機会があれば、「錦店」、「周東店」の方にも足を運んでみようと思います。
皆さんも山口を訪れる機会があれば、「いろり山賊」に立ち寄ってみてください。話のネタにはなりますよ!