べんべんリレーBLOG
第38回 深夜ラジオ
総務委員会委員 有簾義寛
ナインティナインのオールナイトニッポンが終了するというニュースを目にしました。
オールナイトニッポンといえば、ご存じの方も多いと思いますが、AMラジオの深夜放送の長寿番組で、数多くの芸能人や著名人がパーソナリティーを務めてきました。その中でもナインティナインのオールナイトニッポンは、スタートから20年半もの間続いており、これはオールナイトニッポンのパーソナリティー最長記録だそうです(ちなみにその次に長い記録は笑福亭鶴光の11年半だそうです。)。
私自身は、弁護士になってからはほとんど聴くことがなくなっていたものの、司法試験の勉強をしている間は、毎週欠かさずこの番組を聴いていました。といっても、当時は朝から自習室や図書館に通って勉強をしており、深夜放送をリアルタイムでは聴けなかったので、寝ている間にラジオの放送をMDに録音して、自宅と自習室を往復する移動時間にウォークマンで少しずつ聴いていました。受験生が録音をしてまでラジオ番組を聴いていることにほんの少し後ろめたさを感じないではなかったですが、勉強漬けの味気ない生活に、笑いという潤いをたっぷり与えてくれるこの番組を毎週心待ちにしていました。
番組の内容は、パーソナリティーのフリートークと「ハガキ職人」といわれるリスナーから投稿されるネタのコーナーが中心でした。先日、久しぶりに番組を聴いてみると、私が聴いていた頃に番組で盛り上がっていた替え歌のネタが、いまだに投稿され読まれていて感激しました。
一度聴いた録音は、消してその上からまた新しい放送を録音していましたが、特に面白かったネタは、その部分だけ残してことあるごとに聞き返し、その度に笑っていました。
笑うと受験勉強のストレスや不安を忘れ、心に余裕ができるような気がしていたので、この番組は正に受験生である私の心の支えでした。
組合員の皆様の中にも、心の支えとまではいかなくても、この番組を楽しみにしていた方がいらっしゃるのではないでしょうか。
その番組が間もなく終了するとのニュースを目にして、もっと続けて欲しいという気持ちは当然ありますが、それ以上に、当時から抱いていた今週もありがとうという気持ちを思い出しました。