べんべんリレーBLOG
第75回 弁護士日誌に目標を書く!
出版委員会第1部会委員 西村久美子
皆さん、目標を立てて弁護士日誌に書き込んでみましょう!
2017年に突入しました。新しい年、新しい月、こういう節目があると何か目標を立てたくなります。
私が所属している出版委員会第1部会では弁護士日誌と弁護士便覧の作成を担当しています。弁護士日誌は、弁護士にとっていわゆるスケジュール帳で、万一家や事務所に置き忘れると非常に不安な気持ちになるほど業務と一体になったものです。弁護士日誌は見開きが1週間でまとまっていて、1週間先の予定を確認するのに便利です。私は、この弁護士日誌を使って1週間ごとに目標を立てることにしています。過去の手帳を読み直してみると、ある週は「1日1万歩歩くこと。」、ある週は「睡眠時間を6時間は確保すること。」ですから、ずいぶんのんきなものです。しかし、ある年のものを読み返すと、ある週は「嫌なことから先に済ませること。」ある週は「メモは徹底してとること」、さらにある週は「メールで済ませないこと、相手と話をすること」と仕事に関する目標が増えています。私なりに思い起こすと、このようなことを書くきっかけになった出来事が思い出されてなつかしかったです。痛い思いをしていたわけです。
現代の社会はデジタル社会で、期日に行っても手帳を開くのではなくいわゆるスマートフォンやタブレットを開く弁護士さんも多くなったように感じます。しかし、以前私が担当したブログでも触れたのですがこの弁護士日誌は何といっても手書きで、同じ内容が記載されていても、本人が見たときにはそこから得られる情報や思い起こされる記憶の奥行きが違うように思います。
自分の手書きで弁護士日誌に目標を書き込むとき、単に目標が記載されているだけではなくて、そのように考えるに至った背景までが文字に現れています。これは機械にはできない。皆さんも弁護士日誌に目標を書き込まれてはいかがでしょうか。