べんべんリレーBLOG
第8回 アベノミクスと住宅ローン
広報委員会副委員長 大槻高史
組合員の方の中にも多数いらっしゃると思いますが,私も最近家を買おうかなと考え始めています。来年4月には消費税が8%に上がります。住宅ローン控除が最大400万円まで拡大されるとはいえ,今の景気を見ていると,不動産価格も上がりそうな気がします。いつ買うのと聞かれれば,やはり今でしょということです。
そこで,今回は,家を買うにあたって私が今一番悩んでいることについて書かせていただきたいと思います。
それは住宅ローンを固定金利と変動金利のどちらで借りたらいいのかということです。家を買うにあたっては金利以外にも色々考えなければいけません。どの地域に住みたいのか,マンションと戸建てのどちらにするのか,価格や広さ,間取り,日当たり,マンションする場合は月々の管理費や修繕積立金,駐車場代などなどです。ですが,私はその中でも特に固定金利と変動金利,この選択に悩んでしまっています。
その原因がアベノミクスです。総支払額は金利によって大きく変わりうるわけですが,そこにアベノミクスがどう影響するのかということです。平成25年5月16日現在,日経平均は衆議院解散前の8,000円台後半から15,000円を超えるまでに回復し,円安も80円台半ばから102円台まで進んでいます。ところが,なぜか長期金利だけは0.9%台にまで上昇してしまいました。
解散前でしたら迷わず変動金利を選択してもよかったように思いますが,今はそういうわけにはいかないのかもしれません。変動金利で既に借りている場合は固定金利への借換えのタイミングを検討する必要があるかもしれません。
こうしてあれこれ考え,シミュレーションもしてみましたが,結局,はっきりとした答えは出ませんでした。おそらく出ないのだと思います。ですので,こういってしまっては身も蓋もありませんが,あとは勢いで決めようと思います。
冒頭でも述べましたが,これから家を買おうとお考えの組合員の方はたくさんいらっしゃると思います。協同組合では不動産の購入についても特約店割引などを行っておりますので,こうした制度の利用も一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。