べんべんリレーBLOG
第88回 そのHP,安全ですか?
ホームページ委員会委員 森野慶彦
組合員の皆様ならお気づきのことと思いますが,2019年10月に大阪弁護士協同組合のHPがリニューアルされました。今後,当HPの管理は,ホームページ委員会で行っていきますが,当HPが皆様のお役に立てるよう頑張っていきますので,よろしくお願い申し上げます。
さて,HPのアドレスには「http://」から始まるものと「https://」から始まるものがありますが,皆さんはこの違いをご存知でしょうか。
普段あまり気に留めていないかもしれませんが,ブラウザー(Microsoft Edge,Crome,safari等)のアドレスのところに南京錠のアイコンが表示されるなどそのHPが保護されているような表示がなされる一方で,「安全ではありません」や「○i」等の表示がなされていることがあります。
HPにアクセスして,「安全ではありません」などと表示されていると,当該サイトの内容が不適切であり,当該サイトを見ること自体に問題があるのではないかと不安になるかもしれません。
しかし,そのように表示される原因は,アドレスが「http://」から始まるか「https://」で始まるかどうかの違いによるものであり,アクセスしたサイトの内容とは関係はありません。ちなみに,「安全ではありません」等と表示されるのは,「http://」から始まるアドレスです。
では,「http://」で始まるアドレスと「https://」で始まるアドレスでは何が違うのかといいますと,要は通信(WebサーバとWebブラウザの間)を行う際の通信が暗号化されているかどうか,より簡単に言えば通信経路上で盗聴や第三者によるなりすまし等が行われやすいかどうかといったことのようです。詳細は私ではわかりませんので,詳しいことを知りたい方は,ネットで調べることができますので,検索してみてください。
なお,「https://」から始まるアドレスのサイト自体が詐欺サイトである可能性もあり,必ずしも「https://」から始まるサイトの安全性が高いというわけではありません。
ただし,少なくとも「http://」から始まるアドレスのサイトにおいては,当該サイトが信頼できる運営者によって管理されているとしても,そのサイトから送信をした個人情報が第三者に盗み見られる可能性があることを理解して利用する必要があるものと思います(大阪弁護士協同組合のHPアドレスは「https://www.osakalaw.jp/index.html」ですので,確認してみて下さい)。
また,近時,新型コロナウイルスの影響で,手洗い,消毒の徹底が推奨されています。パソコンウイルスによる情報漏えいも怖いですが,実生活のウイルスの怖さも今回の騒動で実感をした次第です。
私の自宅では,大手文具メーカーのキングジムから発売されている,手をかざすとセンサーが感知して自動でアルコール消毒液を噴射してくれるアルコールディスペンサー「テッテ」(品番:TE500)がウイルス対策として活躍しています。現在品薄で当該商品を購入することは難しいかもしれませんが,「アルコールディスペンサー 自動」で検索すると類似の商品が見つかると思いますので,興味のある方は一度検索してみていただければと思います。