べんべんリレーBLOG
第90回 熱中症に用心してください
出版委員会第2部会部会長 藤岡亮
私の趣味はランニングです。速くはありませんが、年に1度か2度はフルマラソンにも出場しています。普段から、炎天下で走ることには慣れているのですが、先日、熱中症か脱水症状のような症状に見舞われたので、皆様への注意喚起を兼ねてご報告させていただきます。
それは35度を超えた炎天下の日でした。その日は午後から出かける用事があったので、少し眠気があり、体調も万全ではないと思いつつ、午前中に走っておこうと思い、軽く走りに出ました。もちろん、帽子もかぶっていますし、水も持って出掛けました。最初は、暑いとは思いつつ調子よく走っていました。しかし、4㎞程度走ったあたりで、胃が重くなり、吐き気がしてきました。その時は、まだ時間がたてばましになるだろうなどと思いつつ走っていましたが、そのまま走っていると、さらに吐き気が強くなってきました。この時点で熱中症か脱水症状を疑ったので、ひとまず木陰で休憩することにしました。休憩すると吐き気はおさまって来ましたが、今度は体が冷えてきて腹痛がしてきました。走るときは携帯電話も財布も持っていないため、家には自力たどり着かなければいけないので、そこからは徒歩と小走りを混ぜつつなんとか帰宅しました。その後、数日は体調が悪い状態が続きました。
全日本病院協会のホームページで確認すると、熱中症であれば、吐き気は「病院への搬送を必要する中等症」に該当するようです。軽症は、立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる)、筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り)、大量の発汗だそうです。
熱中症になると体調が戻るのに時間がかかりますし、また、死に至る可能性もあります。熱中症にならないための対策、万一の時のための応急処置などを知っておくことは、暑い夏に自分を守るために重要なことと思いますので以下のホームページにて知識を得ておくことをおすすめします。
https://www.ajha.or.jp/guide/23.html
コロナ禍の中、密をさけるために野外で活動する方も多いと思いますが、まだまだ残暑が厳しい状況ですので熱中症にはお気を付けください。