数量:
障がいのある人の成年後見は、障がいのある人自身の特性の面からも、制度面からも、高齢者の成年後見とは異なった取り組みを要する側面があり、また、障がいのある人の中でも、その種別によって異なった配慮が必要になります。 本書は、これまでの「ひまわり」の実践を踏まえて、障がいのある人の権利擁護のために成年後見がどのように活用されるべきかという観点から、狭い意味での成年後見制度の解説には必ずしも限定せず、むしろ、障がいのある人の成年後見人等が知っておくべき、障がいのある人にかかわる様々な基本的知識を提供しようとするものです。
第1章 成年後見人としてするべきことの基本 1 障害の定義、歴史、法制度 2 財産管理・成年後見 3 利用しうる福祉サービス第2章 障害種別ごとの特徴と支援 1 知的障害 2 精神障害 3 発達障害 4 高次脳機能障害第3章 生活設計 1 障害者手帳 2 住まいと暮らし 3 労働 4 所得第4章 人権侵害 1 虐待 2 障害者虐待防止法の概要 3 消費者問題 4 刑事事件