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司法改革による法曹人口の増大、また、法人化による法律事務所の大規模化が進み、弁護士業務も多様化また専門化してきた状況の下、法律事務所における事務職員の役割が大きなウェイトを占めるようになってきたことから、平成16年10月、大阪弁護士協同組合の当時労働関係委員会のメンバーを中心に本書の前身である「法律事務職員の採用から退職までに関するQ&A」を発刊しました。 おかげさまで、ご好評をいただき、平成23年には、その後の労働基準法の改正を踏まえ、「法律事務職員雇用マニュアル~法律事務職員の採用から退職までに関するQ&A改訂版~」を発行しました。 しかし、その後、10年以上が経過し、現在は、さらに労働環境の改善を図るべく、ハラスメント対策が義務化されるなど、多くの法改正がなされています。そこで、本書では、最新の情報を網羅した改訂を行いました。 本書の性格上、基本的にはこれから事務職員を雇用しようとされる弁護士、特に、これから独立開業される弁護士の方々のご利用が多いと思いますが、今後、自分の事務所の人的運営についてどうしていこうかと考えておられる経営者弁護士の方々、また、現在まさに事務職員との関係改善に悩んでおられる方々にも是非ご一読いただければ幸甚です。
第1章 総 論 第1 はじめに 第2 労働契約とは 第3 労働契約の種類 第4 労働組合第2章 事務職員の採用 第1 事務職員の募集 第2 採用 第3 募集・採用時のルール 第4 試用期間 第5 身元保証 第6 個人情報の取り扱い 第7 就業規則 第8 事務職員採用時の手続(労働保険・社会保険・税金)第3章 在職中の採用関係 第1 労働時間・休憩・休日 第2 賃金 第3 労働者の出産・育児・介護 第4 職場環境・労働者の安全 第5 事務職員の能力向上・職務命令 第6 事務職員在職中の諸手続第4章 雇用の終了 第1 労働契約の終了事由 第2 退職 第3 解雇 第4 期間満了退職 第5 定年 第6 退職金 第7 労働契約終了時の手続資 料